おすすめ日本株の高配当個別株〜3〜

今回も日本の高配当個別株をいくつか紹介していきます。

今回紹介するのは、

武田薬品(4502)、AGC(5201)

この2社を紹介していきます。

この2社は共にディフェンシブ銘柄に属していますので、

リスク分散に一役買ってくれると思います。

まずは、

1、武田薬品(4502)

  • PER 21.1倍
  • 自己資本比率 43.12%
  • 配当利回り 4.51%
  • 医療分野に集中し、がん領域の新薬開発に注力している

武田薬品工業は、製薬業界では国内トップのシェアを誇り、欧米やアジアでも売り上げを上げています。

売上高の8割を海外での売上が占めている同社では、

今の円安は追い風となっています。

また、2019年にはアイルランド製薬大手『シャイアー』を6兆円以上を費やし、買収しました。

株主還元を積極化検討

武田製薬
武田製薬

増配と自社株買いを検討する段階に入った

同社のCEOがインタビューで「成長投資、負債の圧縮、株主還元、この三つを同時に達成できる」

このような見解を示しました。

同社は、昨年の10月に13年ぶりの自社株取得を発表し、

1000億円を上限に取得しています。

しかし、この取得は一時的な反発を起こしたものの、また元に戻るという

会社の思惑と市場の反応が一致しませんでした。

増配は、長期投資家にとって願ってもないニュースですが、

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グラフを見てわかる通り、2009年から180円を維持しています。

2022年も180円となっていて、減配もないですが増配もしていませんでした。

ここから、増配を検討する段階に入ったということで、期待したいですね。

懸念点

今後に期待したいところですが、懸念点もあります。

同社は、2025年3月期までにADHD治療薬『ビバンセ』、高血圧治療薬『アジルバ』に関する

特許切れに襲われます。

後発医薬品に市場を奪われるため売上に大きく影響することが予想できます。

しかし、特許切れによる売上の減少を克服できるとなれば株価も反発してくることが考えられます。

さらに、業界としては、コロナのようにワクチンや治療薬が急がれる疫病は、またやってくるでしょうし、

なくなることはないでしょうから衰退は考えられません。

続いて、

2、AGC(5201)

  • PER 8.8倍
  • 自己資本比率 49.29%
  • 配当利回り 4.58%
  • 「素材の会社、AGC〜」のCMでお馴染み

広瀬すずさんのCMでお馴染みのAGC

2020年時点で、ガラス業界で売上高世界3位、国内1位に輝いており、

世界シェアに関して言えば、板ガラスについては世界1位で、

フロート板ガラス、自動車用ガラスといったガラス業界におけるメイン事業の

トップを独走しています。

カーボンニュートラル

太陽光発電ガラスという、一般的なガラスの機能に太陽光発電の機能を加えた

「ガラス一体型太陽電池」を開発しています。

再生可能エネルギーが重要となってきた昨今、大きな期待が持てそうです!

しかし、知名度はあまりなく、私自身もCMで初めて知りました。

CMはものすごく耳に残る印象があるので、知名度の向上はどんどん進んでいくのではないでしょうか。

配当

配当に関して言えば、2020年が120円だったのが、

2021年には210円を出しております。

A
A

100円近い増配ですね!

まとめ

武田薬品もAGCも業界全体で見てもトップクラスで、これからもその地位を守るために

新薬や新技術を開発し、世の中に貢献していくことでしょう。

そういった企業は、すぐに倒産するようなことは起こりづらいですし、

景気に大きく左右されませんからディフェンシブ銘柄として検討して見てください。

免責事項

この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、
掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。
当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。

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