一括投資と積立投資、有利なのは〇〇!!

インデックス投資における一括投資と積立投資の比較は、投資家にとって重要なテーマです。

それぞれの方法には長所と短所がありますが、過去のデータを元に検証してみましょう。

最後には、新NSAのメリットについても今回の結論に基づいて解説します。

まずは、それぞれどういった投資法か簡単に見ていきましょう。

一括投資

一括投資は、一度に大きな金額を投資する方法です。

この方法の利点は、市場の成長に最速で参加できることです。

市場が上昇している場合、一括投資は迅速に利益を上げる可能性があります

また、取引手数料や管理費用を最小限に抑えることができます。

積立投資

積立投資は、定期的に一定額を投資する方法です。

この方法の利点は、リスクの分散と資金の効率的な運用です。

市場の変動に対してリスクを分散するため、長期的な安定性が期待できます

また、市場が下落している時には、価格が低い時に買い増しすることができるので、

平均取得単価を下げることができます。

では、過去のデータをもとにどちらが優れているのか、S&P500指数を対象に見ていきましょう。

分割投資と即一括投資の違いについて、過去100年のデータ
書籍:JUST KEEP BUYINGより

基準の0%を超えている時=>分割投資優勢

基準の0%を下回っている時=>一括投資優勢

結論:過去100年のデータに基づけば、一括投資が有利

ただし、この結論にも反論があります。

1、一括投資が有利だとしても、資金がない・リスク許容度が高くない

2、買ったタイミングが最高値だったら?

それぞれ解説していきます!

資金がない・リスク許容度が高くない

そもそも一括投資するほどの資金もない・リスク許容度も高くないという意見についてです。

特に今年度から社会人になった方、初めて投資を始めようとする方に当てはまる意見だと思います。

「無理した金額で投資をするべきではない」

「ただし、今すぐ始めよう」

これが、答えです。

世界的な投資家「ウォーレン・バフェット」が語った、

「20世紀、米国は二度の世界大戦や、大きな痛手を被り、多額の費用が必要な戦争をいくつも経験した。

さらに、大恐慌や、十数回の景気後退期、金融恐慌もあった。石油ショックも、インフルエンザの大流行も、

不祥事を起こした大統領の辞任もあった。それでもダウ平均株価は66ポイントから1万1497ポイントに

上昇した。」

つまり、この論理からわかるのは、ほとんどの市場は、ほとんどの期間、上昇しているということです。

そして、同じ100万円を投資するのであれば、資産を今すぐ用意できる・できない関係なく、

できるだけ短い期間に埋めてしまった方が、市場の成長に最速で参加できます。

「物事を始めるのに最高の日は昨日。次にいいのが今日」という古いことわざもあるほどです。

買ったタイミングが最高値だった場合は

株式市場では、度々市場全体で株に割高感がある時が訪れます。

そのような時は、急な暴落に備えて分割投資をすべきなのでしょうか?

実は、2000年代だけで見ても割高な期間に一括投資が分割投資に負けたかもしれない期間は、

サンプルがなさすぎるというのが結論になります。

可能性があるとすれば、ドットコム・バブル(2000〜2001年頃)ぐらい株高の期間ぐらいとのことです。

株価が割高だという理由で、投資を躊躇っていると過去に基づけば、大きなリターンを取り逃がすことになっています。

直近の例:2017(S&P500史上最高値更新)〜2021年ごろ。

2017〜2021年頃までの株価推移
引用:会所四季報オンライン

つまり、

「決断はより早く、そしてより多くの資産を投資せよ」

ということになります。

さらに、日本はインフレがこれから加速していくため、現金の価値は簡単になくなっていきます。

新NISAのメリット

一括投資も積立投資、両方とも非課税で運用できる!!

これまで、一括投資の有利性を解いてきましたが、新NISAを活用すれば、両方法のメリット・デメリットを

享受できます。

免責事項

この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、
掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。
当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。

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