個別株 vs インデックスファンド・ETF:どちらが資産形成に有利?
日本株投資をする際、多くの人が「個別株」と「インデックスファンドやETF」のどちらを選ぶべきか悩みます。
短期的に大きな利益を狙うなら個別株も選択肢ですが、長期的に資産を増やすならインデックスファンドやETFが圧倒的に有利です。
この記事では、その理由を解説していきます。
1. 日本の個別株投資のリスク
(1) 個別株は企業リスクが大きい
- 企業の業績悪化や不祥事で株価が急落するリスクがある。
- 例:東芝やシャープのように、一時は大企業でも経営難に陥る可能性がある。
(2) 分散投資が難しい
- 複数の企業に投資してリスクを分散するには、多額の資金が必要。
- 例えば、トヨタ、ソニー、キーエンスなどをバランスよく買おうとすると数百万円単位の資金が必要になる。
(3) 長期的に市場平均を超えるのは難しい
- プロのファンドマネージャーですら市場平均を超えられないというデータがある。
- 一般投資家が市場を出し抜くのはさらに困難。
2. インデックスファンドやETFが有利な理由
(1) 市場全体の成長に投資できる
- 日経平均やTOPIXなどの指数に連動するため、日本全体の経済成長を享受できる。
- 個別企業の業績に依存せず、長期的に資産を増やせる。
(2) 分散投資が簡単にできる
- 1つのインデックスファンドやETFを買うだけで、数百社に分散投資が可能。
- 例:「日経225連動型ETF」なら、日本を代表する225社に自動分散投資できる。
(3) 長期的に安定したリターンが期待できる
- 過去のデータでは、日本のインデックスファンドは長期的に3〜6%の年平均リターンを記録。
- 個別株投資よりも、安定した資産成長が期待できる。
(4) 売買コストが低く、管理が楽
- 個別株より売買手数料が安い(特に投資信託は手数料無料のものが多い)。
- 個別株のように企業分析や株価チェックが不要で、放置してもOK。
3. おすすめの日本株インデックスファンド・ETF
商品名 | 特徴 | リターン(過去10年) |
---|---|---|
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | TOPIX(東証プライム市場全体)に連動 | 約5.3% |
日経225連動型ETF(1321) | 日経平均225銘柄に分散投資 | 約6.1% |
MAXIS全世界株式(2559) | 日本を含む全世界株に投資 | 約7.2% |
→ インデックスファンドやETFを積み立てることで、着実に資産を増やせる!
4. 個別株投資をするなら?
「どうしても個別株をやりたい!」という場合は、以下のポイントを押さえましょう。
(1) 高配当株を選ぶ
- 三菱UFJFG(8306)、NTT(9432)などの高配当株なら、値動きが少なく安定的。
(2) 成長性のある企業に投資
- ソニー(6758)やキーエンス(6861)など、世界的に競争力のある企業を狙う。
(3) 少額で分散投資する
- LINE証券やSBIネオモバイル証券を使えば、1株単位で投資可能。(楽天証券でも可)
5. まとめ:個別株よりインデックスファンド・ETFが有利な理由
項目 | 個別株 | インデックスファンド・ETF |
---|---|---|
リスク | 高い(倒産リスクあり) | 低い(市場全体に投資) |
分散投資 | 難しい | 1つで数百社に分散投資 |
リターン | 企業次第で変動 | 長期的に3〜6%程度 |
手間 | 個別分析が必要 | 放置でもOK |
結論:日本株投資は、個別株よりもインデックスファンドやETFの方が安定して資産を増やせる!
特に、初心者や長期投資を考えている人は、個別株よりもインデックスファンドやETFを活用すべきです。
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