配当株投資の極意

配当株投資は、投資家にとって安定した収入をもたらす魅力的な方法の一つです。

配当株とは、企業が利益の一部を株主に還元する形で支払う配当を受け取ることができる株式のことを指します。

配当収入は定期的に受け取ることができ、資産形成や収入の安定化に貢献します。

しかし、収益を最大化するためにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。

  1. 優良な企業の選択
  2. ポートフォリオの構築
  3. 配当再投資
  4. 経済状況や業界の変化への注意

優良な企業の選択

おそらくこれが一番大事なところではないでしょうか?

配当利回りが高いからと、株価の変動が大きい株や財務状況があまり良くない銘柄ばかりを

買っていると、うまくいっている時は良いですがそう簡単にいかないのが株式相場です。

特に、暴落に慣れていない人だと、投資から撤退する原因になりかねません。

銘柄選択で確認するポイント

  • 1、増収増益か?
  • 2、減配はしていないか?
  • 3、自己資本比率は70%程度あるか?
  • 4、フリーキャッシュフローは潤沢か?

1、増収増益か?

つまりは、稼ぐ力がしっかりしているかどうかです。

いくら有名企業でも、稼ぐ力がしっかりしていないければ、選択肢から外しています。

2、減配はしていないか?

最近は、東証の要請もあり株主還元の強化として、増配を発表する企業が増えました。

しかし、中には減配をしている企業もあります。

安定的に配当収入を受け取るのが目的なのにも関わらず、減配企業を持っていては意味がありません。

3、自己資本比率は70%程度あるか?

自己資本比率でわかることは、総資本の中の『資産と負債のバランス』です。

自己資本比率が70%を超えると『超優良企業』と呼ばれています。

銀行業や不動産業など自己資本比率70%の基準が当てはまらない業種もあります

4、フリーキャッシュフロー(FCF)は潤沢か?

フリーキャッシュフローとは、企業が自由に使うことのできる現金です。

FCFが多いと今後も増配や自社株買いなどの株主還元強化が期待できます。

しかし、一時的に多くなっていたりする企業もありますから、年々増えていたり安定している

企業を探すのが良いでしょう。

ポートフォリオの構築

上記の4要素を基準に銘柄を見つけたとしても、1銘柄のみに投資をしていたら、

リスク分散ができずに、その企業に万が一があれば資産へのダメージが大きくなります。

そこで重要なのは、ポートフォリオの構築です。

  • 1、業種の分散
  • 2、投資する国の分散
  • 3、金額のバランス

1、業種の分散

例えば、現在の高金利時代・日銀のマイナス金利解除の思惑・高配当で人気となっている銀行業。

有名な銘柄で言えば、三菱UFJFG(8306)があります。

いくら人気で優良な企業だからと投資用の資産を全て一つの銘柄に集中させるのは良くありません。

私が実際に分散している業種は、

商社・銀行・鉱業・生活必需品・ヘルスケア・化学・その他金融に分散しています。

2、投資する国の分散

株式の世界で、最もお金が集まっているのはやはりアメリカです。

米国株は、増配年数も長く、株価上昇も数千倍が期待できたりと夢があります。

しかし、そんなアメリカも永遠にいい時代が続くとは限りません。

そのため、アメリカ一点集中ではなく、日本やその他アジア圏、ヨーロッパなど国の分散が必要です。

3、金額のバランス

業種や投資先の国の分散ができたとしても、資産の比重が偏りすぎていては、意味がありません。

そのため、金額の割合で分散することによってどこかの国が暴落に見舞われたとしてもバランスが取れる

可能性がありますし、成長性の高い国に投資をしていなかったという機会損失も回避できます。

配当再投資

実際に配当金を受け取ったらどうするか。

生活費や交際費に使ってせっかくの不労所得で贅沢するのもありですが、

受け取った配当でさらに株を買うという選択肢もあります。

実際、そうすることによって来年の配当金が増えたり、生活費に使っていた時期よりも

資産の伸びが速くなりました。

年間の配当金が10万円を超えてくると、優良な株が一単元だけでも買えるようになります。

経済状況や業界の変化への注意

経済状況や業種の変化で株価が大暴落したり、元本割れするリスクが生じます。

しかし、狼狽えてすぐに売却する必要はありません。

配当を増やし、不労所得をより得たい場合は株数を増やしていくしかありません。

コロナ禍など明らかに株価下がりそうな時や時代の変化が訪れそうな時は、絶好のチャンスです!

最後に

ここまで、優良な企業の選び方の基準や、配当の使い道などを話してきましたが、

投資をする上で、何より欠かせないのが入金力です。

せっかく銘柄を見つけても買うための資金がなければ意味がありません。

暴落など絶好の買い時にいかに買い迎えるかが勝負になるため、現金の確保はどんな相場でも

必要になります。

免責事項

この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、
掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。
当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。

7 COMMENTS

AndnFeaws

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