投資を始めたいけれど、
「どの本から読めばいいのかわからない…」
「ネットの情報が多すぎて逆に混乱する…」
そんな初心者の方に向けて、この記事では投資初心者でも読みやすく、失敗を減らすのに役立つ本10冊を厳選して紹介します。
どれも、つみたてNISA・インデックス投資・長期投資の考え方が身につく内容ばかりです。
本選びに迷っている人は、この10冊の中から選べばまず間違いありません。
投資初心者が本で学ぶべき理由
正しい知識が「無駄な損失」を防いでくれる
SNSやYouTubeは便利ですが、情報が断片的で発信者のバイアスも強くなりがちです。
一方、本は編集を通して内容が整理されているため、体系的に投資の本質を理解できるというメリットがあります。
投資の基礎を最短ルートで学べる
「なぜ株価が上がるのか」「長期投資がなぜ有利なのか」といった基礎は、ネット検索だけだと、どうしても抜け漏れが出やすいです。
良書を1冊読むだけで、複数のYouTube動画や記事を横断するよりも、短時間で深く理解できることも多いです。
感情に振り回されにくくなる
暴落相場でパニックになってしまうのは、「なぜ価格が動くのか」「長期で見ればどうか」という前提知識が不足しいるからです。
本で土台となる考え方を身につけておくことで、ニュースや短期的な値動きに振り回されにくくなります。
まず読んでほしい「最初の3冊」【迷ったらこれでOK】
10冊すべて読むのが理想ですが、
「とりあえず何冊かから始めたい」という方は、まず次の3冊がおすすめです。
- 敗者のゲーム
- ウォール街のランダム・ウォーカー
- バカでも稼げる米国株高配当投資
この3冊で、
- 投資の本質(市場に勝とうとしない発想)
- インデックス投資の考え方
- 高配当株を活用した実践的な投資法
といった、長期投資に必要なエッセンスを一通りカバーできます。
【2025年版】投資初心者に本気でおすすめしたい本10選
① 敗者のゲーム(チャールズ・エリス)
こんな人におすすめ
- 投資で大きく失敗したくない人
- 長期投資の本質を知りたい人
- インデックス投資に興味がある人
本の特徴
「多くの人にとって、投資は勝者のゲームではなく敗者のゲームである」という有名なコンセプトをもとに、
市場に勝とうとするのではなく、失敗を減らすことこそが長期的なリターンにつながるという考え方を教えてくれる一冊です。
短期売買や個別株で一発逆転を狙うのではなく、インデックスや長期投資の重要性を理解するうえで、最初に読んでおきたい名著です。
② ウォール街のランダム・ウォーカー
こんな人におすすめ
- インデックス投資の根拠をしっかり理解したい人
- 株価の動きがなぜ読めないのか知りたい人
- NISAの投資方針を固めたい人
本の特徴
株価の動きは多くの場合「ランダムウォーク(ランダムに動く)」であり、プロでも中長期で市場平均を上回るのは難しい、という事実が分かりやすく解説されています。
「なぜインデックス投資が合理的なのか」をデータとともに学べるため、つみたてNISA・iDeCoなどの方針を決める上でも非常に役立ちます。
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③ バカでも稼げる米国株高配当投資(バフェット太郎)
こんな人におすすめ
- 配当金でお金を増やしたい人
- 具体的な銘柄選びの考え方を知りたい人
- 米国株投資に興味がある人
本の特徴
個人投資家バフェット太郎氏が実践している、米国高配当株投資の戦略がまとめられています。
配当利回りだけでなく、連続増配や財務の安定性など、銘柄を選ぶ際に見るべきポイントが具体的に分かります。
再現性の高い投資スタイルが紹介されているため、「とにかく何から始めればいいの?」という人の実践入門書としてもおすすめです。
④ ほったらかし投資術
こんな人におすすめ
- 投資にあまり時間をかけたくない人
- シンプルな運用方法が知りたい人
- つみたてNISAの具体的なイメージをつかみたい人
本の特徴
ファイナンシャルプランナー・山崎元さんらによる「ほったらかしでOKな投資法」を解説した1冊。
リバランスの考え方や、インデックス投資のシンプルな実践方法が紹介されています。
投資に時間を割けない会社員や子育て世代にも、現実的な選択肢として参考になる内容です。
⑤ 世界一やさしい 株の教科書
こんな人におすすめ
- 株式投資の仕組みをゼロから学びたい人
- チャートや指標の基本を知りたい人
- 専門用語が苦手な人
本の特徴
株式投資の基本的な仕組みから、チャートの見方、銘柄選びのポイントまで、初心者向けに広くカバーした入門書です。
図解やイラストが多く、文字だけの本が苦手な人でも読み進めやすい構成になっています。
⑥ 貯金0からのNISA投資
こんな人におすすめ
- NISAをこれから始める人
- 何を買えばいいか分からない人
- 少額からコツコツ増やしたい人
本の特徴
その名の通り、「貯金がほとんどない」「投資は初めて」という人が、NISAを使って資産形成を始めるための実践ガイドです。
具体的な商品の例や、毎月いくら積み立てればいいかなど、初心者が知りたいポイントがシンプルにまとまっています。
⑦ お金の真理(与沢翼)
こんな人におすすめ
- お金に対する考え方を根本から変えたい人
- モチベーションを高めたい人
- 投資だけでなく収入アップにも興味がある人
本の特徴
投資テクニックというより、「お金との向き合い方」や「人生全体の戦略」にフォーカスした一冊です。
投資だけにとらわれず、収入を増やし、支出をコントロールし、資産を築いていくための考え方を学べます。
読み終えると、「自分も行動しよう」と背中を押されるタイプの本です。
⑧ バビロン大富豪の教え
こんな人におすすめ
- 貯金がなかなか続かない人
- お金の基本原則を知りたい人
- 堅実にお金を増やしたい人
本の特徴
古代バビロンを舞台にした物語形式で、お金に関する普遍的な原則を教えてくれるロングセラーです。
「収入の一部を必ず貯蓄する」「支出をコントロールする」といった基本的なことですが、物語として読むことで腹落ちしやすくなります。
投資を始める前の「お金の土台作り」にも最適です。
⑨ 金持ち父さん貧乏父さん
こんな人におすすめ
- お金のために働く人生から抜け出したい人
- 資産と負債の違いを理解したい人
- 「投資をする意味」を知りたい人
本の特徴
「家は資産か?負債か?」という問いかけで有名な一冊。
お金のために働く「貧乏父さん」と、お金に働かせる「金持ち父さん」の対比を通じて、資産を持つことの重要性が学べます。
この本をきっかけに投資やビジネスの世界に興味を持った人も多く、入門書として非常に人気があります。
⑩ 株式投資の未来(ジェレミー・シーゲル)
こんな人におすすめ
- 長期投資の優位性を数字で理解したい人
- 米国株投資の歴史的なリターンを知りたい人
- 「時間を味方につける投資」のイメージを具体化したい人
本の特徴
過去数十年にわたる株式・債券・金などのリターンをデータで比較し、長期で見ると株式が最も高いリターンを生み出してきたという事実が示されています。
暴落があっても長期で積み立てることの大切さが理解できるため、つみたてNISAや長期投資の心強い支えになってくれる一冊です。
迷ったらこの3冊から読み始めよう【最短ルート】
「全部読むのは大変…」という方は、まず次の3冊から始めるのがおすすめです。
- 敗者のゲーム
- ウォール街のランダム・ウォーカー
- バカでも稼げる米国株高配当投資
この3冊で、
- 投資の本質
- インデックス投資の合理性
- 高配当株投資という具体的な戦略
を一通り押さえることができます。
まずは1冊、気になった本からでもOKです。
投資本を読むときに意識したい3つのポイント
1. 一気に理解しようとしなくてOK
最初からすべてを理解しようとすると、途中で挫折しがちです。
1回目はざっと流し読みし、2回目・3回目で少しずつ理解を深めていく意識で読みましょう。
2. 小額でもいいので必ず行動とセットにする
本を読んだだけでは、本当の意味で知識が身についたとは言えません。
つみたてNISAなどで毎月1,000円〜でもいいので実際に投資を始めると、内容の理解が一気に深まります。
3. NISA・長期投資とセットで考える
短期売買で一発逆転を狙うのではなく、NISAやインデックス投資を軸にした長期視点で本の内容を解釈すると、ブレない投資方針を作りやすくなります。
よくある質問(FAQ)
Q. 投資初心者はどの本から読むのがおすすめですか?
A. 迷った場合は「敗者のゲーム」か「ウォール街のランダム・ウォーカー」から読み始めるのがおすすめです。
投資の本質やインデックス投資の考え方が理解でき、その後の本も読みやすくなります。
Q. 本を読むだけでなく、実践はいつ始めればいいですか?
A. 1冊読み終えたタイミングで、つみたてNISAなどで少額から始めるのがおすすめです。
実際に運用しながら本を読み返すことで、理解のスピードが格段に上がります。
Q. 電子書籍と紙の本、どちらがおすすめですか?
A. どちらでも問題ありませんが、図表が多い本や何度も読み返したい本は紙、スキマ時間に読みたい本は電子書籍など、使い分けると便利です。
まとめ:初心者こそ本から学ぶのが最短ルート
投資は「知っているかどうか」で結果が大きく変わる世界です。
今回紹介した10冊は、どれも投資初心者が土台を作るのに最適な良書ばかりです。
本で基礎を学び、つみたてNISAやインデックス投資で実践し、少しずつ経験を積み重ねていきましょう。
今日選んだ1冊が、数年後の資産状況を大きく変えるきっかけになるはずです。
