「お金はインデックスファンドに突っ込んで放置」で本当に増えるのか?

「お金はインデックスファンドに突っ込んで放置すれば増える」って本当?その理由を解説!

「インデックスファンドにお金を突っ込んで放置すれば増える」

という話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

投資を始めたばかりの方、資産をじっくり育てたい方にとって、インデックスファンドはとても有効な選択肢です。

今回は、インデックスファンドにお金を放置するだけで増える理由とそのメリット・注意点について解説します。

1. インデックスファンドとは?

インデックスファンドは、特定の株価指数(インデックス)に連動する形で運用される投資信託です。

例えば、日経平均株価や米国のS&P500に連動するインデックスファンドは、これらの株価指数のパフォーマンスに

近い成績を目指して運用されます。

【代表的なインデックスファンドの例】

  • 日経平均株価連動型ファンド:日本の代表的な企業225社に分散投資。
  • S&P500連動型ファンド:米国の主要企業500社に分散投資。
  • 全世界株式型ファンド:世界中の企業に分散投資し、リスクを抑えつつ資産成長を目指す。

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2. なぜインデックスファンドは「放置」で増えるのか?

インデックスファンドは、市場全体の成長に合わせて資産を増やすことを目指す投資手法であるため、

長期的に見て、放置するだけでも資産が増える可能性が高いとされています。その理由を詳しく見てみましょう。

(1) 長期で見ると株式市場は成長する傾向がある

株式市場は短期的には上下するものの、長期的には世界経済の成長に伴い、株価も上昇する傾向があります。

たとえば、米国のS&P500指数は、過去100年にわたり成長を続けており、年平均で約7%の成長を見せています。

このように、経済成長とともに資産を増やすため、放置しているだけで資産が育つ可能性が高まります。

(2) 分散投資によるリスク軽減

インデックスファンドは、株価指数に連動するため、複数の企業に分散投資する形となります。

これにより、特定の企業や業界の不振による影響を抑え、安定した運用が可能です。

たとえば、日本国内や米国、全世界の株式に分散投資することで、

一部の企業や国の経済状況に左右されにくくなり、リスクが低減されます。

(3) コストが低く、複利効果を得やすい

インデックスファンドは、アクティブ運用(プロのファンドマネージャーが頻繁に売買を行う運用)に比べて

運用コストが低いのが特徴です。信託報酬(管理費用)が安いため、手数料負担が少なく、

複利の力をフルに活用しやすいのがメリットです。

複利効果とは、投資によって得られた利益をさらに再投資することで、資産が加速的に増えていく効果のことを指します。

3. インデックスファンドに「突っ込んで放置」するメリット

(1) 手間がかからない

インデックスファンドは、定期的に市場に連動した運用がされるため、頻繁に売買を行う必要がありません

忙しい方や投資に詳しくない方でも、最初に選んで買い付けたら基本的に放置できるため、資産運用にかかる手間を省けます。

(2) 定額積立が効果的

毎月一定額を積み立てるドルコスト平均法での購入は、インデックスファンドの特徴を最大限に活用できます。

値動きがあっても一定額で購入することで、平均取得単価を下げる効果が期待できます。

これにより、株価が高いときも安いときも着実に積み立てることで、長期的な資産形成が可能です。

(3) 長期で見ると元本割れリスクが低い

短期間では株価の上下があるものの、長期的には経済成長に伴ってインデックスファンドの価値も上がる傾向がある

ため、元本割れリスクが相対的に低くなります。

10年、20年といった長期保有を前提にすれば、元本割れのリスクが小さくなると言われています。

4. インデックスファンドに「突っ込んで放置」する際の注意点

(1) 市場が低迷する時期もある

インデックスファンドは、短期的には大きな値動きがある場合があります。

たとえば、リーマンショックやコロナショックのように、予期せぬ経済危機が起きると、一時的に大きな下落を

経験することもあります。これらの低迷期を乗り越えるためには、短期的な変動に惑わされず、

長期保有のスタンスを守ることが重要です。

(2) 必ずしも保証はされない

インデックスファンドは、市場の平均的な成長に依存するため、経済成長が停滞すれば資産が増えない可能性もあります。

また、複利の効果を得るには長期保有が前提となるため、急な資金が必要な場合には適さないことを理解しておきましょう。

(3) 分散が不十分な商品もある

インデックスファンドといっても、すべてが分散投資されているわけではありません。

特定の国や業界だけに集中している商品もあるため、購入する際には、

どの地域や業界に分散されているかを確認し、自分のリスク許容度に合った商品を選ぶことが大切です。

まとめ

インデックスファンドは、長期的に「突っ込んで放置」するだけで資産を増やす効果が期待できる投資手法です。

市場全体の成長に伴って、分散投資と低コスト運用を通じて資産形成が可能であり、特に忙しい方や初心者には最適

な選択肢です。しかし、市場の変動リスクがゼロではないため、長期的な視点で投資を続ける覚悟が大切です。

免責事項

この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、
掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。
当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。

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