「VYMよりSCHD」と言われるのはなぜ?配当成長率の秘密を解説

高配当ETF(上場投資信託)として、VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)とSCHD(シュワブ米国配当株式ETF)は投資家の間で非常に人気があります。

しかし、近年「VYMよりSCHD」という声を聞くことが増えました。

その理由は、SCHDが持つ「配当成長率」という、VYMにはない明確な強みにあるからです。

この記事では、SCHDがなぜ人気なのか、その秘密を解説します。

SCHDとVYMの基本をおさらい

まず、両ETFの基本的な特徴を見てみましょう。

項目SCHD(シュワブ米国配当株式ETF)VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)
投資対象財務健全性が高く、10年以上連続で配当を支払っている企業高い配当利回りを持つ米国株
構成銘柄数約100銘柄約400銘柄
投資方針配当利回りや配当成長率などを重視配当利回りによるスクリーニングを重視
経費率0.06%0.06%

両者ともに経費率は非常に低いですが、決定的な違いは「投資対象の選定基準」にあります。

VYMは「高い配当利回り」を持つ企業に広く分散投資するのに対し、SCHDは「配当の安定性」と「成長性」に焦点を当てています。

SCHDの組入銘柄

SCHDがVYMより優れている「配当成長率」の秘密

SCHDがVYMを上回る最大の理由は、その優れた配当成長率です。

SCHDは、銘柄を選定する際に「過去10年間、連続して配当を支払っている」という条件を設けています。これにより、財務基盤が強く、将来にわたって安定した配当の支払いが期待できる優良企業が厳選されるのです。

この選定基準が、結果的に「毎年着実に配当金が増えていく」という優れた配当成長率につながっています。投資家は、単に高い配当利回りを得るだけでなく、将来的に受け取る配当金が増加していくことを期待できます。

【グラフ:SCHDとVYMの配当成長率比較】

例えば、過去数年間のデータを見ると、SCHDの年間配当額はVYMよりも高い成長率を示している傾向があります。これにより、長期的に見ると、SCHDのほうがより多くの配当金を受け取れる可能性が高くなるのです。

SCHDの成長率の線が、VYMの線よりも常に上にあることがわかります。これは、VYMに比べてSCHDのほうが、毎年もらえる配当金がより高い割合で増えていることを意味します。

楽天SCHDに投資する魅力

2024年4月、日本の投資家にとって朗報がありました。楽天証券が、米国のETFであるSCHDに、日本円で100円から投資できる「楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天SCHD)」をリリースしたのです。

楽天SCHDに投資する魅力は以下の通りです。

  • 少額から投資可能: 100円から積立ができるため、資金が少なくても始めやすい。
  • 為替リスクの軽減: 日本円で投資できるため、米ドルへの両替が不要。為替手数料の負担もなくなります。
  • 手間が少ない: 自動積立設定をすれば、定期的に買い付けが行われるため、手間がかかりません。

結論:「VYMよりSCHD」と言われる理由

「VYMよりSCHD」と言われるのは、単に配当利回りが高いからではありません。

「配当の安定性」と「将来の配当成長」を重視したSCHDの投資方針が、長期的に見るとVYMよりも優れたリターンを生み出す可能性が高いからです。

もしあなたが、高配当投資で安定した不労所得を築きたいと考えているなら、配当成長の秘密を握るSCHD、特に手軽に投資できる楽天SCHDは、ポートフォリオに加える価値のある選択肢となるでしょう。

免責事項

この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、
掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。

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