今回は、ウォーレン・バフェットの有名な言葉「最も好きな保有期間は永遠」をヒントに、
強固な「経済の堀(Moat)」を持つ企業の株を永久に持ち続ける理由を探ります。
日本とアメリカから2社ずつ具体例を挙げ、その魅力を解説します。私たち凡人投資家にも真似できる視点が満載です
経済の堀って何?
まず、「経済の堀」とは、企業が競争相手から身を守る強みのこと。
ブランド力、特許、ネットワーク効果、高い参入障壁などがこれに当たります。
バフェットは、こうした堀がある企業なら、長期で安定した利益を生み続けられると考えます。
私もこの視点を取り入れて、永遠に持ちたい株を見極めたいんです。
1. アメリカ:アメリカン・エキスプレス(AXP)
なぜ永久に持ちたい?
アメックスは、バフェットが50年以上保有するお気に入り銘柄。注目するのは、その強固な堀です。
- ブランド力: 「高級クレジットカード」の代名詞。富裕層に愛され、年会費収入が安定。
- ネットワーク効果: 使う人が増えれば加盟店が広がり、さらに使いやすくなる。
- キャッシュフロー: 2024年売上600億ドル、営業キャッシュフロー200億ドル超と盤石。
具体例
2020年のコロナ禍でも翌年速回復し、2025年も5〜10%成長見込み。これなら10年後も安心して持てますよね。
2. アメリカ:コカ・コーラ(KO)
なぜ永久に持ちたい?
コカ・コーラは、バフェットが1988年から握る銘柄。皆が惚れる理由はシンプルです。
- ブランドの堀: 世界中で「コーラ=コカ・コーラ」の認知度。代替品が育ちにくい。
- グローバル展開: 200カ国以上で販売し、安定収益を確保。
- 配当: 年利回り約3%、40年以上連続増配中。
具体例
コンビニでコーラを買う時、迷わずコカ・コーラを選びます。
2024年売上430億ドルで、インフレでも値上げ余力あり。永遠に飲み続けられる商品=永遠に持てる株、納得です!
3. 日本:JR東海(9022)
なぜ永久に持ちたい?
日本企業で「堀」を持つ銘柄として、有名なのはJR東海。
- 独占性: 東海道新幹線の運営で、競合がほぼゼロ。代替交通手段が太刀打ちできない。
- 安定収益: 東京-大阪間の需要は不変。2024年度売上1.8兆円見込み。
- 長期成長: リニア新幹線(2027年予定)が未来の堀を強化。
具体例
私が出張で新幹線に乗ると、その速さと信頼性に感動します。
コロナ禍でも回復し、人口減でも基盤は揺るがない。これぞ永久保有に値する株です。
4. 日本:キーエンス(6861)
なぜ永久に持ちたい?
キーエンスは、日本のハイテク企業で、強固な「堀」を持つ銘柄。
- 技術力: センサーや測定器で世界トップシェア。特許とノウハウが参入障壁。
- 高収益性: 営業利益率50%超。2024年度売上1兆円超え。
- 顧客依存: 製造業に不可欠な製品で、取引先が離れにくい。
具体例
景気変動に強く、成長性も抜群。20年後も持っていたい株ですね。
永久保有の理由と私たちにできること
理由
- 安定性: 堀があれば、競争や不況に強い。
- 成長性: 時代が変わっても価値が続く。
- 配当+複利: 再投資で資産が雪だるま式に増える。
私たち凡人投資家は、株価が下がっても「堀」を信じて握る覚悟が大事。
私は暴落時にコカ・コーラやJR東海を買い増す予定です。10年後も価値ある企業を見極めてみませんか?
免責事項:
本記事は情報提供のみを目的としており、投資判断は自己責任で行ってください。具体的な投資アドバイスや詳細な計算については、専門家にご相談いただくことをおすすめします。