S&P 500連動のETFとインデックスファンドの10年間運用比較
1. 投資対象の概要
S&P 500に連動する代表的なETFとインデックスファンド:
- ETF: バンガード・S&P 500 ETF (VOO)
- インデックスファンド: バンガード・500 インデックス・ファンド (VFIAX)
2. コストの比較
初期コスト:
- ETF (VOO): 一般的に売買手数料がかかる(証券会社により異なるが、ここでは1%と仮定)。
- インデックスファンド (VFIAX): 購入手数料は通常無料。
年間経費率:
- ETF (VOO): 0.03%
- インデックスファンド (VFIAX): 0.04%
合計コストの例(10年間、初期投資100万円と仮定):
項目 | ETF (VOO) | インデックスファンド (VFIAX) |
---|---|---|
初期投資額 | 1,000,000円 | 1,000,000円 |
初期売買手数料 (1%) | 10,000円(場合によっては0円) | 0円 |
経費率 (年間) | 0.03% | 0.04% |
経費 (10年間) | 3,000円 | 4,000円 |
合計コスト | 13,000円(もしくは3,000円) | 4,000円 |
3. パフォーマンスの比較
前提条件:
- 年間平均リターン: S&P 500の過去の平均リターンを考慮し、7%と仮定。
- 10年間の複利計算。
パフォーマンスのシミュレーション:
項目 | ETF (VOO) | インデックスファンド (VFIAX) |
---|---|---|
初期投資額 | 1,000,000円 | 1,000,000円 |
年間平均リターン | 7% | 7% |
経費率後のリターン | 6.97% | 6.96% |
10年間の最終価値 | 1,967,151円 | 1,964,080円 |
4. 比較のまとめ
コスト面:
- ETF (VOO): 初期売買手数料があるが、経費率は低い。(楽天証券なら無料)
- インデックスファンド (VFIAX): 初期コストはないが、経費率は若干高い。
パフォーマンス面:
- ETF (VOO): 最終価値が1,967,151円
- インデックスファンド (VFIAX): 最終価値が1,964,080円
結論
10年間の投資では、コスト面でETF (VOO)がやや有利です。
パフォーマンス差は小さいものの、経費率のわずかな差が長期的に影響します。
したがって、ETFが若干有利であると言えますが、選択は投資スタイルや取引頻度に依存します。
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