日本株が好調な中、「2026年から積立投資を始めたい」と考える投資家が増えています。
その際に多くの人が悩むのが、「日経平均株価(Nikkei225)」か「TOPIX(東証株価指数)」か、どちらを選ぶべきかという点です。
この記事では、過去のパフォーマンス・構成の違い・今後の情勢を踏まえて、 どちらの指数で積立を始めるのがよいかを投資歴4年の視点から解説します。
過去のリターン比較|どちらが有利だった?
過去20年間のパフォーマンスを見ると、日経平均とTOPIXはほぼ似た動きをしており、 長期的には大きな差は出にくい傾向にあります。
ただし、短期では違いが顕著になります。
- 日経平均:成長株・輸出関連が多く、上昇局面で強い
- TOPIX:市場全体をカバーし、下落時の耐性が比較的強い
特にアベノミクス以降の2013〜2023年では、日経平均の上昇率がTOPIXを上回る年が多く、 リスクを取れる投資家には日経平均型が有利に働きました。
データメモ:
過去10年の年平均リターン(2024年時点)
・日経平均:約+9.2%
・TOPIX:約+8.1%
日経平均とTOPIXの違いを整理
| 項目 | 日経平均株価 | TOPIX |
|---|---|---|
| 構成銘柄数 | 225銘柄(選定制) | プライム上場企業ほぼ全社(約2000銘柄) |
| 算出方法 | 価格加重平均(株価が高い銘柄の影響が大きい) | 時価総額加重(企業規模に比例) |
| 特徴 | 大型・成長株の影響が強い | 市場全体の平均的な動きを反映 |
| リスク | 値動きが大きく、ボラティリティ高め | 分散性が高く、値動きは穏やか |
つまり、日経平均=「攻め」/TOPIX=「守り」という関係性。
積立で長期保有するなら、この性格の違いを理解して選ぶことが重要です。
2026年以降の情勢を踏まえると?
現在(2025年末時点)、日本企業には以下のような流れがあります:
- 企業ガバナンス改革の進展(ROE向上・自社株買いの増加)
- 円安による輸出企業の業績押し上げ
- 国内回帰(リスキリング・製造拠点再構築)による安定収益化
2026年以降は、米国経済の減速や金利動向が不透明である一方、 日本株は依然として「出遅れ感」+「構造改革期待」があります。
特にTOPIXは中小型株や金融・インフラ株も含まれるため、 配当・自社株買いによるリターンを得やすく、安定性の面では優れています。
結論|積立に向くのはどちらか?
✅ リスクを取って高成長を狙うなら「日経平均」
・成長企業(ソニーG・ファーストリテイリング・東京エレクトロンなど)の影響が大きい
・円安局面・輸出好調時に恩恵を受けやすい
✅ 安定・分散・長期保有重視なら「TOPIX」
・金融・インフラ・中小型などを含み、下落時に強い
・企業の株主還元強化トレンドを享受しやすい
筆者のおすすめ:
積立NISAでは「TOPIX連動型ファンド」をベースにし、 成長投資枠で「日経平均連動ETF」を一部追加するハイブリッド構成が現実的。
積立向けおすすめファンド例
- eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
- eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
- 楽天・日本株式インデックス(TOPIX連動)
まとめ
- 日経平均=値動き大きめ、成長株中心
- TOPIX=市場全体を反映、安定・分散型
- 2026年以降は構造改革・株主還元拡大が追い風に
積立投資では「どちらが上か」ではなく、“どちらをどの比率で取り入れるか”が鍵。
両指数の特性を理解し、自分の投資目的に合ったバランスで積み立てることが、 長期的な資産形成への最短ルートです。
免責事項
